日々元気に過ごしていくためには、毎日きちんと睡眠を取ることが大切です。
しかし、現代の日本人は全体的に睡眠不足に陥っているというデータもあります。
厚生労働省の調べによると、日本人の5人に1人が、十分な睡眠が取れていない状態であることが分かりました。
また、自分では十分に睡眠が取れていると感じている人でも、実は「隠れ不眠症」に陥っている可能性もあったりします。
睡眠は、仕事をしたり遊びを楽しんだりする上でもとても重要な要素。
睡眠の質が、人生の質を左右すると言っても過言ではないでしょう。
今一度、ご自身の睡眠の質を見直して頂ければ幸いです。
たとえ睡眠時間が十分に取れていたとしても、質の良い睡眠が取れていなければ意味がありません。
以下のチェック項目に当てはまることはないでしょうか?
1つでも当てはまることがあれば、睡眠の質が下がり気味になっているかもしれません。
睡眠が足りていないと、眠気などの分かりやすい症状として表れるだけでなく、メンタルにも不調をきたすことが分かっています。
睡眠不足に陥ると、ストレスに対抗するコルチゾールというホルモンが出にくくなるのです。
よって、十分に寝ることができていない人はストレス耐性も弱くなってしまいます。
「最近気分が塞ぎがちだな……」などメンタル的な不調を感じることがあれば、睡眠不足を疑ってみても良いかもしれません。
では、睡眠不足に陥ってしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず一番に挙げられるのがストレスです。
前の章で、睡眠不足に陥るとストレスに弱くなると述べました。
しかし、そもそも睡眠不足をもたらす原因となるのがストレスなのです。
ストレスを感じると、交感神経が優位になります。
怒りで頭に血がのぼったり、緊張で胸がドキドキしたりと、体が緊張状態に陥ります。
これではゆっくりと眠ることは難しそうですね。
まさに、ストレスがストレスを呼ぶという悪循環です。
よって睡眠を改善するのであれば、ストレスをなくしていくことが第一歩となります。
また、ストレス以外にも睡眠不足をもたらす要因は多々あります。 ざっと挙げられるようなものでも、以下のようなものがあります。
もちろん、1~2日寝不足でいるというだけで、すぐに病気になるということはありません。
しかし、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうと、脳の働きも悪くなり、心身に様々な不調もきたします。
慢性的な睡眠不足によって、以下のような症状が出ることがあります。