ヨガと聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか？
女性に大人気のヨガは、何となく「おしゃれなもの」と捉えられがちですよね。
美容やダイエットに良さそうなイメージが先行しているため、「自分には縁遠いもの」と思ってしまう男性も多いのではないでしょうか？
ところがヨガの効用は、ダイエットや美容といった面だけではないのです。
ヨガの元々の狙いは、心を落ち着け、精神的な安定を得るという点にあります。
野球のイチロー選手や、サッカーの長友選手も取り入れているそうです。
今回は、そんなヨガの本来の意味や目的、日常生活で気軽に取り入れるポイントをご紹介していきたいと思います。
「ヨガ（ヨーガ）」はサンスクリットで「繋がり」を意味する言葉です。
「繋がり」とは心（魂）と体の繋がりのこと。
呼吸や瞑想によって心身のバランスを整えることを、主眼としています。
ヨガと言えば、アクロバティックなポーズが真っ先に思い浮かべられるかも知れませんが、本来は心の安定を目的とした、思想に近いものと言っても良いでしょう。
エクササイズだけでなく、食べ物や生活習慣についても言及されています。
不安の多い現代社会では、気持ちを落ち着けて毎日を穏やかに過ごすための工夫が必要不可欠です。
「運動が苦手」という方にも、深い呼吸を取り入れてみたり、隙間時間に簡単なポーズを取ってみたりすることは、お勧めです。
無理なく日常にヨガを取り入れてみるのは、いかがでしょうか？
ヨガを行うことによって、体にもメンタルにも良い変化があらわれます。
代表的なものは、以下の通りです。
上に挙げたもの以外にも、「冷えが改善した」「ポジティブになれた」など、人によって様々な効果があらわれます。
ヨガを行うことでまれに発熱や倦怠感といった症状が現われることもあります。
これは「好転反応」と呼ばれるもので、ヨガによって体に新たな刺激が加わり、血行が促進されることで老廃物が全身に巡るために起こる現象です。
一時的に悪くなったように感じられるかも知れませんが、体が内側から変化していっている証拠なので、安心して回復を待ちましょう。
普通に生活しているだけでストレスにさらされてしまう現代社会。
心穏やかに毎日を過ごすために、ヨガを簡単に取り入れられるポイントをご紹介したいと思います。
「マインドフルネス」という言葉をご存じでしょうか？
今目の前にあることに集中し、雑念を入れることなくそれに取り組むことを指します。
「今、この瞬間」に集中することで、いつもの仕事にもよりリラックスして取り組むことができます。
何かに一生懸命になると、呼吸を意識することが難しくなります。
その結果イライラとし、余裕を持って取り組むことも出来なくなりがちです。
気がついた時に、いったん間をおいて深呼吸をすることを心がけてみましょう。
数を数えながら行う呼吸法は、もっとも一般的で取り入れやすい方法です。
代表的なものに「4-7-8呼吸法」というものがあります。
やり方はとてもシンプルです。
4秒数えながら鼻から息を吸い、息を止めて7秒数えます。
最後に8秒かけて、ゆっくりと吐いていきます。
息を吐き終えた後は、胸のあたりがとてもスッキリする感覚があると思います。
職場でも通勤途中でも、気軽にできるストレス解消法なので、是非やってみてください。
複雑なポーズを取らなくても、気軽に行えるストレッチもたくさんあります。
仕事の合間や休憩時間に肩回りや腕を軽く伸ばしてみましょう。
その際、目を閉じて深い呼吸をすると、よりリラックス効果が得られます。
息を吸いながらお腹を膨らませ、吐く時にへこませる「腹式呼吸」、吸う時に胸を膨らませて吐く時に戻していく「胸式呼吸」など、呼吸の仕方にも様々なものがあります。
腹式呼吸は体を緩め、胸式呼吸は気分をリフレッシュさせる効果があります。
その時の気分で呼吸法を変えてみても良いかも知れませんね。
心と体の両方をケアすることは、働く上でとても大切なことです。
メンタルのケアはなかなか意識する機会は無いかもしれませんが、ゆっくりと深い呼吸を意識することから始めてみてはいかがでしょうか？
仕事と健康の大事な関係性
2023年2月15日(水)
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